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ABOUT ME

 第二次世界大戦末期の1945年8月6日午前8時15分、アメリカ軍が日本の広島市へ原子爆弾を投下しました。これにより激しい爆風と熱線により多くの日本人が犠牲となり、放射能を大量に被爆した16万人にも及ぶ人たちが数ヶ月以内に亡くなりました。人類の歴史を振り返ると私たち人間は互いを傷つけ合う悲惨な戦争を繰り返して来ました。今も世界ではどこかで紛争が起こり尊い命が犠牲になっています。

 

 日本は激動の時代を生き抜き、高度成長期を経てやがて経済大国へと発展を遂げました。戦後75年を迎える日本は平和な国になりましたが、戦中戦後の時代を生きた大人たちは戦争を知らない若い世代へ、戦争の恐ろしさ、命の尊さを語り継いでいかなければならない時期を迎えています。世界に紛争がなくなり、互いを尊重し合う国際社会が実現するよう願ってやみません。

 

 命の尊さを伝えるために企画された朗読公演「100人の声・命を読む」は、私が予想していた以上に反響があり、賛同者が続々と集まりやがて100人を超えるまでになりました。この生命の危機に対して警鐘を鳴らしたいという思いを胸に集まった有志の方々の心意気に敬服するばかりです。本公演では小中学生の皆さんも参加しています。ご来場の皆さんと共に命の尊さを考え、語り継ぐ時間を共有できればと願っています。

 

高輪眞知子

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